ジャズ史上最強レーベル、ブルーノート・レコードが創立85周年へ! 記念キャンペーンも充実

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もうすぐ2024年がやって来る。2024年は史上最強と呼ばれるジャスの名門レーベルで、傑作の宝庫である「ブルーノート・レコード」が創立85年を迎える。これに向けて、日本ではユニバーサルミュージックなどのレコード会社や芽瑠璃堂、タワーレコードなどのレコードショップが、さまざまなキャンペーンを行っている。今回は、創立85周年を迎える「ブルーノート・レコード」のこれまでの軌跡を簡単に振り返るとともに充実した記念キャンペーンをご紹介する。

ブルーノート・レコードがアメリカのニューヨークで創立されたのは1939年。創立者はドイツ出身のアルフレッド・ライオン氏である。社名の「ブルーノート」は、ジャズやブルース、ロックなどで使われる音階である「ブルー・ノート・スケール」にちなんで命名された。

同社は当初、ジャズの一形態である「ビー・バップ」を中心にレコードをリリースしていたが、1951年にジャズ・ピアノの巨匠セロニアス・モンクの名盤「ジニアス・オブ・モダン・ミュージック Vol.1(Genius of Modern Music)」のリリースをきかっけに、本格的なジャズ路線へと変更する。

以降、マイルス・デイヴィス、アート・ブレイキー、ホレス・シルヴァー、ジミー・スミス、ジョン・コルトレーン、アート・ブレイキー、ソニー・ロリンズなど挙げれば枚挙にいとまがないほどの、ジャズの巨匠、人気アーティストたちの名盤をリリースした。

企業としては、買収、倒産などいろいろあり、1979年に活動を一時停止したが、1983年に復活、以降、「ジャズ最強レーベル」としてジャズファンのみならず音楽ファン全体としても一度はその名を耳にしたことあるがほどの有名レーベルとなる。

2018年にドキュメンタリー映画「ブルーノート・レコード ジャズを超えて」が公開され、各地でブルーノート関連のイベントが開催されている。

日本での発売元は、かつての東芝音楽工業から始まり、キング・レコード、EMIミュージック・ジャパンと移り、現在ではユニバーサル ミュージックが発売している(2023年12月現在)。

さて、そのブルーノート・レコードが2024年には創立85周年を迎える。これを記念して音楽業界ではさまざまなキャンペーンが行われている。中でも注目なのは、現在の発売元であるユニバーサル ミュージックによる「ブルーノート@85 (Remastered by Kevin Gray)ブルーノート@85 (Remastered by Kevin Gray)」だ。

このキャンペーンは、日本の独自企画で2024年1月24日に第一弾限定盤として、アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズの「モザイク」、ハービー・ハンコックの「エンピリアン・アイルズ」、マイルス・デイヴィスの「マイルス・デイヴィス・オールスターズ Vol. 1」、セロニアス・モンクの「ジニアス・オブ・モダン・ミュージック」などの名盤20タイトルの高音質UHQCDが発売される。

また、2024年2月28日には第二弾限定盤としてアンドリュー・ヒルの「ダンス・ウィズ・デス」、20タイトルのUHQCDが発売される。ボビー・ハッチャーソンの「サンフランシスコ」、デューク・ピアソンの「ザ・ライト・タッチ」など同じく20タイトルの高音質UHQCDが発売される。

これらのUHQCDは名エンジニア、ケビン・グレーに最新リマスターによるもの。グレーはUSブルーノートのアナログ復刻シリーズでもその実力を発揮しているだけに、今回もオリジナルマスターの音を忠実に再現しているという。ファンには期待がかかる。

さらに、このキャンペーンでは、これら限定盤購入者の応募者の中から、抽選で30名に《BLUE NOTE 85マグカップ》をプレゼントする。応募期間は、2024年1月23日(火)10:00 ~ 2024年3月31日(日)23:59。

2024年前半、ジャズファンは「ブルーノート・レコード」から目が離せない。

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