世界最高峰と名高いジャズギタリスト パット・メセニーが、2023年6月にリリースされたソロアルバム「Dream Box」を携えて来日ツアーを行う。
パット・メセニーが来日するのは5年ぶり。2024年1月14日の札幌公園をスタート地点とし、全国6都市をまわる。地方公演のラストは、パット・メセニーの「東北地方に行きたい」という希望により、岩手県盛岡市での開催を予定している。
1月23日から28日までの6日間はブルーノート東京では米ジャズベースの巨匠のロン・カーター、若き天才ドラマーのジョー・ダイソンも加わる。夢の共演を実現し、プレミア級のステージになりそうだ。
パット・メセニーの経歴
パット・メセニーは、1954年に米ミズーリ州生まれ。ギターを独学で学びながら実力を高め、18歳で名門バークリー音楽大学の講師に抜擢された経歴を持つ。
1974年にゲイリー・バートンのアルバム「リング」でレコーディングデビュー、翌年の1975年には「ブライト・サイズ・ライフ」を発表してソロキャリアをスyスタート。以降数多くのヒット作を生み出し、なんとグラミー賞を20回も受賞している。ジャズ界最高峰の名誉とされるNEA(全米芸術基金)の「ジャズ・マスター賞」も受賞しており、名実ともに世界最高峰のジャズギタリストである。
パット・メセニーの才能は、ジャズの枠組みにもとらわれない。フュージョンやロック、クラシックなどを演奏しており、音楽の才能を幅広く発揮しているミュージシャンだ。
また、彼は電子音楽の発展にも非常に貢献した。ジャズミュージシャンの中で、最初にシンセサイザーを本格的な楽器として扱ったのだ。MIDI技術が開発される数年前より、作曲のためにシンセサイザーを活用していた。
また、ソプラノ アコースティック ギター、42弦ピカソギター、Ibanez の PM-100 ジャズ・ギターや多数のカスタム楽器など、新しい種類のギターの開発にも貢献。画期的な発想とテクノロジーをパット・メセニーの世界観を融合させることで、楽器開発プロセス全体を別次元に引き上げたのも彼の功績の1つだ。
アルバム「Dream Box」について
パット・メセニーのソロギターアルバム「Dream Box」は、多彩なギターサウンドを収録した1枚になっている。
販売元の提供資料によると「Dream」はメセニーの特異なイマジネーションと夢の論理を、「Box」はジャズ界のスラングで歩廊・ボディのギターを意味するそうだ。メセニーは世界各地の公演で多忙な時期に、忘れられたフォルダの中からこの9曲を発見したとコメントで語っている。
収録曲 1. The Waves Are Not The Ocean2. From The Mountains3. Ole & Gard4. Trust Your Angels5. Never Was Love6. I Fall In Love Too Easily7. P.C. of Belgium8. Morning Of The Carnival9. Clouds Can’t Change the Sky |
Pat Metheny Dream Box Solo Tour
2024 1.14 (日)札幌文化芸術劇場 hitaru(北海道) 2024 1.16 (火)りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 (新潟県) 2024 1.17 (水).高崎芸術劇場スタジオシアター(群馬県) 2024 1.18 (木)東海市芸術劇場(愛知県) 2024 1.19 (金)サンケイホールブリーゼ(大阪府) 2024 1.21 (日)トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館) 2024 1.30 (火).-2.4 (日)ブルーノート東京 |
コメント